第15回日本山岳耐久レース リタイア

　リタイアした結果トップのゴールシーンを見ることができた。
　スタートから8時間過ぎ、トップの選手がゴール。
見たことのある人。箱根５０ｋｍで同じ宿に泊まって温泉で一緒になり鍛えられた良い体と思っていたらその人が3位に入賞していた実力者。でもトレイルランイングは始めたばかりのようで、この分野は層が薄いので自分でもトップになれると言っていて、その通りにした有言実行の人。来年は新記録を狙うと言っていたので期待したい。
　2位の選手。
この人も見た顔。一昨年の3位。シャワーの待ち時間に小指を骨折したと見せてくれた人。後からレースレポート見てトップを争っていて転倒・骨折。それでも続けて3位でゴールしたようです。今年はずっと1位だったのを最後に抜かれ悔しい2位。3位・2位と来ているので残るは優勝のみ。

　トップ陣のゴールシーンを見て何か感じるかとも思ったが特になかった。1位の選手が最後８ｋｍで2回も転倒しましたと聞いて、トップも同じと感じた。スピードが出ている分、危険性は強いようにも感じた。そういう意味では安全なのは最初から24時間かけて歩き続けてゴールする人だろう。このレースの最初の頃は選手がお湯を沸かしてラーメンを食べたなんて話を聞くから、そちらの方がなんだか楽しそうな感じがしていいな、なんて思ってしまう。

滑落死亡のニュースをお昼前のテレビでも報じていた。普段このレースのことなんか報じないのに事故の時だけ報じられるのも悲しい感じである。